西浦和駅 2009 7 25
今でも、時々、思い出す小説があります。
それは、今から20年近く前に読んだ小説です。
昔のことなので、正確に記憶していませんが、
北の国から発射された核弾頭ミサイルが、
埼玉県の西浦和駅付近に着弾するというシナリオです。
もちろん、これは架空の小説であり、
現在においても、「北の国」は、核弾頭ミサイルの技術はないでしょう。
現在、考えられるのは、もっと原始的な使用方法でしょう。
しかし、ハイテク社会の現代において、
こうした原始的な使用方法が、
費用対効果の面で、最も効果的なのは皮肉なことです。
EMPを使って、ソウルまで南進する。
これが、最も現実的で、あり得る選択肢です。
多くの国民が、貧困と飢えで苦しんでいる現状を解決するには、
こうした方法しかないでしょう。
韓国の人たちは、こうした選択は、
同じ民族だから、あり得ないと主張するでしょう。
しかし、北朝鮮の人たちは、こう思うでしょう。
「同じ民族なのに、なぜ、我々は、貧困と飢えで苦しみ、
一方で、韓国の人たちは、豊かなのか。
なぜ傍観しているのか。
なぜ助けてくれないのか」
あるいは、こう思うかもしれません。
「同じ民族ならば、我々の思想と政治体制を受け入れてほしい。
我々の素晴らしい思想と政治体制で、朝鮮半島を統一したい」
その時、北朝鮮の人たちは、支配者層となり、
韓国人は、被支配者層となって、
こうした「素晴らしい思想と政治体制」を推進することになります。
どのような形で朝鮮半島が統一されるにしても、
北朝鮮の人たちは、
「我々の素晴らしい思想と政治体制で、朝鮮半島を統一する」という点は、
絶対に譲らないでしょう。
EMP 2005 2 16
「北朝鮮には、核ミサイルなどの運搬手段がないから、
核保有宣言しても、あわてる必要はない、静観すべきだ」と考える人がいるでしょう。
しかし、核兵器の使い方には、別の使い方があるのです。
それは、EMPという手法です。
核爆発が起きると、膨大な量の電磁波が発生します。
これが、地下なら問題ないでしょうが、地上では問題があります。
この膨大な量の電磁波によって、コンピュータ類は、死滅します。
そういうわけで、韓国との国境付近で、
核兵器を、空中爆発させれば、韓国のコンピュータは全滅です。
北朝鮮は、ハイテクではなく、ローテクの国ですから、特に影響はないでしょう。
核兵器をミサイルに搭載し、相手国に打ち込むというのは、固定観念です。
ミサイルがなくても、EMPという手法があるのです。